巻3−415  雑歌   作者: 聖徳太子


  
項目 内容
原文 家有者 妹之手将纒 草枕 客尓臥有 此旅人ア怜
訓読 家にならば 妹が手まかむ 草枕 旅に臥やせる この旅人あはれ
仮名 いへにあらば いもがてまかむ くさまくら たびにこやせる このたびとあはれ
参考

・聖徳大子が竹原井(今の大阪府中河内郡柏原町高井田)に出かけたとき、龍田山で亡くなった人を見て悲しんで作る歌。

二口解釈
・家にいれば 妹と供に寝る この人も 旅で倒れて この旅人哀れ


・草枕 旅で倒れて 哀れなり