巻3−417  雑歌   作者: 手持女王


  
項目 内容
原文 王之 親魄相哉 豊国乃 鏡山乎 宮登定流
訓読 王の 親魄逢へや 豊国の 鏡の山を 宮と定むる
仮名 おほきみの にきたまあへや とよくにの かがみのやまを みやとさだむる
参考
河内王を豊前国鏡山に埋葬するとき手持女王が作った歌。
・河内王:持統三年に大宰師になった。
・鏡の山:福岡県田川郡香春町

二口解釈
・河内王の 魂と二度と 逢わぬのに 姿見る鏡の山を 宮と定めし


・逢わぬのに 姿見の山を 宮とせし