巻3−430  雑歌   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 八雲刺 出雲子等 黒髪者 吉野川 奥名豆颯
訓読 八雲さす 出雲の子らが 黒髪は 吉野の川の 沖になづさふ
仮名 やくもさす いづものこらが くろかみは よしののかはの おきになづさふ
参考

溺れ死んだ出雲の娘子を吉野山で火葬する時、柿本人麻呂が詠んだ歌
・八雲さす:枕詞

二口解釈
・八雲さす 出雲の娘の 黒髪は 吉野の川の 沖に漂う


・出雲の娘 黒髪漂う 吉野川