巻3−433  譬喩歌   作者: 山部赤人


  
項目 内容
原文 勝壮鹿乃 真々乃入江尓 打靡 玉藻苅兼 手児名志所念
訓読 勝鹿の 真間の入江に うちなびく 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ
仮名 かつしかの ままのいりえに うちなびく たまもかりけむ てごなしおもほゆ
参考
葛飾の真間の娘子の墓を過ぎるとき、山部赤人が作る歌
・葛飾:千葉県、埼玉県、東京都に跨った地名。
・真間:今の千葉県市川市真間




二口解釈
・葛飾の 真間の入江で 水に靡く 玉藻刈り取る 手児名を思う


・玉藻刈る 手児名を思う 真間の入江