巻3−442  挽歌   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 世間者 空物跡 将有登曾 此照月者 満闕為家流
訓読 世間は 空しきものと あらむとそ この照る月は 満ち欠けしける
仮名 よのなかは むなしきものと あらむとぞ このてるつきは みちかけしける
参考

・膳部王の死を悲しんで詠んだ歌


二口解釈
・世の中は 空しきものと 示すように この照る月は 満ち欠けをする


・空しきや 満ちては欠ける 照れる月