巻3−448  挽歌   作者: 大伴旅人


  
項目 内容
原文 礒上丹 根蔓室木 見之人乎 何在登問者 語将告可
訓読 磯の上に 根這ふむろの木 見し人を いづらと問はば 語り告げむか
仮名 いそのうへに ねばふむろのき みしひとを いづらととはば かたりつげむか
参考

・天平二年十二月、太宰師大伴卿、京に向かいて上道する時作った歌。


二口解釈
・根を這わす むろの木に見た 人尋ね どこにと問わば 教え告げるか


・むろの木に 妻はどこかと 問いかけむ