巻3−449  雑歌   作者: 大伴旅人


  
項目 内容
原文 与妹来之 敏馬能崎乎 還左尓 独而見者 涕具末之毛
訓読 妹と来し 敏馬の崎を 還るさに 独りして見れば 涙ぐましも
仮名 いもとこし みぬめのさきを かへるさに ひとりしてみれば なみたぐましも 
参考

・天平二年十二月、太宰師大伴卿、京に向かいて上道する時作った歌。
敏馬の崎:神戸市灘区岩屋付近

二口解釈
・一人して 敏馬の崎に 戻るとき 妻思い出し 涙こぼれる


・妻と来た 敏馬の崎で 涙する