巻3−463  挽歌   作者: 大伴書持


  
項目 内容
原文 長夜乎 独哉将宿跡 君之云者 過去人之 所念久尓
訓読 長き夜を 独りや寝むと 君が言へば 過ぎにし人の 思ほゆらくに
仮名 ながきよを ひとりやねむと きみがいへば すぎにしひとの おもほゆらくに
参考

・天平十一年夏六月、大伴家持亡くなった女性を悲しんで作った歌(巻3-462)に応えて、弟の大伴書持が作る歌。


二口解釈
・貴方が長い夜を一人で寝ようと言うので、亡くなった人の事が思い出される

・一人寝て 過ぎにし人を 思い出す