巻3−469  挽歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 妹之見師 屋前尓花咲 時者経去 吾泣涙 未干尓
訓読 妹が見し 屋前に花咲き 時は経ぬ わが泣く涙 いまだ干なくに
仮名 いもがみし にはにはなさき ときはへぬ わがなくなみだ いまだひなくに
参考

天平十一年、大伴家持亡くなった妻を悲しんで作る歌。


二口解釈
・妻が見ていた家の前の庭に花が咲き、時は経ったが私の涙は未だ乾くことが無い


・時過ぎて 花は咲けれど 涙乾かず