巻3−470  挽歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 如是耳 有家留物乎 妹毛吾毛 如千歳 憑有来
訓読 かくのみに ありけるものを 妹も我も 千歳のごとく 頼みたりけり
仮名 かくのみに ありけるものを いももわも ちとせのごとく たのみたりけり
参考

天平十一年、大伴家持亡くなった妻を悲しんで歌を作り、さらに悲しんで作る歌。


二口解釈
・このように妻は亡くなるものであったのに、妻も私も千年も生きられると思い頼りにしていたものであった。


・妹も我も 千年生きると 思いけり