巻3−471  挽歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 離家 伊麻須吾妹乎 停不得 山隠都礼 情神毛奈思
訓読 家離り います吾妹を 停めかね 山隠しつれ 情神なし
仮名 いへざかり いますわぎもを とどめかね やまかくしつれ こころどもなし
参考

・天平十一年、大伴家持亡くなった妻を悲しんで歌を作り、さらに悲しんで作る歌。


二口解釈
・我が妻が家を離れて出てゆくことを留めきれず、山に隠してしまったのでしっかりした気持ちがなくなった。


・我が妻を 山に隠して 気は虚ろ