巻3−477  雑歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 足檜木乃 山左倍光 咲花乃 散去如寸 吾王香聞
訓読 あしひきの 山さへ光り 咲く花の 散りぬるごとき 我が大君かも
仮名 あしひきの やまさへひかり さくはなの ちりぬるごとき わがおほきみかも
参考

・天平十六年、安積皇子の亡くなった時、大伴家持が作った長歌の反歌。二月三日に作る。


二口解釈
・咲く花が散るように我らの大君が亡くなった時は山までもが光った。


・山光り 我らが大君 散りにけり