巻4−496  相聞   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 三熊野之 浦乃浜木綿 百重成 心者雖念 直不相鴨
訓読 み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも
仮名 みくまのの うらのはまゆふ ももへなす こころはもへど ただにあはぬかも
参考




二口解釈
・熊野に咲く浜木綿が葉が幾重にも重なっているように、心では幾重にも思うが直接にはあえないものだ。


・百重にも 心は思えど 逢えぬなり