巻4−521  相聞   作者: 常陸娘子


  
項目 内容
原文 庭立 麻手苅干 布暴 東女乎 忘賜名
訓読 庭に立つ 麻手刈り干し 布さらす 東女を 忘れたまふな
仮名 にはにたつ あさでかりほし ぬのさらす あづまをみなを わすれたまふな
参考

・藤原宇合が京に帰るとき、常陸の娘が贈った歌。


二口解釈
・庭に立つ 麻を刈り干し 布を晒す 東の女を 忘れたまうな


・忘れないで 麻刈布晒す 東女を