巻4−548  相聞   作者: 笠金村


  
項目 内容
原文 今夜之 早開者 為便乎無三 秋百夜乎 願鶴鴨
訓読 今夜の 早く明けなば すべを無み 秋の百夜を 願ひつるかも
仮名 こよひの はやくあけなば すべをなみ あきのももよを ねがひつるかも
参考

・神亀二年、春三月三香原の離宮に行幸の時に娘子を得て作る歌(長歌)の反歌。


二口解釈
・今夜が早く明けてしまうとすることが無くなってしまう、今夜は秋の夜長が百夜も続く程長いことを私は願っている。

・我願う 百夜も続く 長い夜


キーワード
恋の歌、神亀二年、春の歌。


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