巻4−637  相聞   作者: 娘子


  
項目 内容
原文 吾背子之 形見之衣 嬬問尓 余身者不離 事不問友
訓読 我が背子が 形見の衣 妻どひに 我が身は離けじ 言とはずとも
仮名 わがせこが かたみのころも つまどひに わがみはさけじ こととはずとも 
参考



二口解釈
・私の夫が形見にくれたこの着物はものは言わないが、夫が私の所を訪れたと思って体から離さない。


・形見の衣を夫と思って体から離さない

キーワード
恋の歌


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