巻4−709  相聞   作者: 大宅女


  
項目 内容
原文 夕闇者 路多豆多頭四 待月而 行吾背子 其間尓母将見
訓読 夕闇は 路たづたづし 月待ちて 行ませ我が背子 その間にも見む
仮名 ゆふやみは みちたづたづし つきまちて いませわがせこ そのまにもみむ
参考
・たづたづし:心もとない、たどたどしい


二口解釈
・夕闇は路が見えずに心もとない、我が夫よ月が出てから行って欲しい、その間にも夫を見ていようほどに。


・月を待つ間も夫を見ていよう


キーワード
恋の歌、菅の木の歌


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