巻5−796  雑歌   作者: 山上億良


  
項目 内容
原文 伴之伎与之 可久乃未可良尓 之多比己之 伊毛我己許呂乃 須別須別那左
訓読 愛しきよし かくのみからに 慕い来し 妹が情の 術もすべなさ
仮名 はしきよし かくのみからに したいこし いもがこころの すべもすべなさ
参考

・山上億良が大宰府に来て亡くなった妻を尊んで詠んだ歌。巻5-794の反歌。


二口解釈
・我を慕い 大宰府に来て 亡くなりし 妹のこころの やる術のなさ


・大宰府や やる術のない 我が妹