巻5−798  雑歌   作者: 山上憶良


  
項目 内容
原文 伊毛何美斯 阿布知乃波那波 知利奴倍斯 和何那久那美多 伊摩陀飛那久尓
訓読 妹が見し 楝の花は 散りぬべし 我が泣く涙 いまだ干なくに
仮名 いもがみし あふちのはなは ちりぬべし わがなくなみだ いまだひなくに
参考

楝:せんだん

二口解釈
・妻が見たせんだんの花は間もなく散ってしまうであろう、私の泣く涙がまだ乾かないうちに。

・涙が乾かない内に花が散ってしまう


キーワード
妻を思う歌


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