巻5−799  雑歌   作者: 山上憶良


  
項目 内容
原文 大野山 紀利多知和多流 和何那宜久 於伎蘇乃可是尓 紀利多知和多流
訓読 大野山 霧立ちわたる 我が嘆く 息その風に 霧立ちわたる
仮名 おほのやま きりたちわたる わがなげく おきそのかぜに きりたちわたる 
参考

・息その風:嘆息の風
・大野山:福岡県筑紫郡にある今の大城山
二口解釈
・大野山に霧が立ち上って広がっている、私が嘆く嘆息の風に乗って霧が立ち広がっている。


・私の嘆きで霧が立ち上っている


キーワード
妻を思う歌、神亀五年


万葉集のページ<