巻5−898  雑歌   作者: 山上憶良


  
項目 内容
原文 奈具佐牟留 心波奈之尓 雲隠 鳴徃鳥乃 禰能尾志奈可由
訓読 慰むる 心はなしに 雲隠り 鳴き行く鳥の 音のみし泣かゆ
仮名 なぐさむる こころはなしに くもがくり なきゆくとりの ねのみしなかゆ
参考



二口解釈
・自分を自分で慰めることは出来ずに、雲に隠れて鳴いて行く鳥のように声を上げて泣いていることだ。


・気を晴らすことが出来ず声を上げて泣いている


キーワード
6月


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