巻5−899  雑歌   作者: 山上憶良 


  
項目 内容
原文 周弊母奈久 苦志久阿礼婆 出波之利 伊奈々等思騰 許良爾佐夜利奴
訓読 すべもなく 苦しくあれば 出で走り 去ななと思へど 児らに障りぬ
仮名 すべもなく くるしくあれば いではしり いななとおもへど こらにさやりぬ  
参考




二口解釈
・苦しくて 走り去ろうと 思えども 子供気がかり 去ること出来ず


・苦しさや 去りたけれども 子に障る