巻6−1017  雑歌   作者: 大伴坂上郎女


  
項目 内容
原文 木綿畳 手向乃山乎 今日越而 何野辺尓 廬将為吾等
訓読 木綿畳 手向けの山を 今日越えて いづれの野辺に 廬りせむわれ
仮名 ゆふたたみ たむけのやまを けふこえて いづれののべに いほりせむわれ
参考

・大伴坂上郎女が賀茂神社を拝し時、相坂山を越え、近江の海を望み見て夕暮れに帰り作る歌。
・手向けの山:相坂山。

二口解釈
相坂山を 今日にも越えて どこの野に 庵を作り 我は泊まろう


・山越えて いずれの野にか 庵せむ