巻8−1463  春相聞   作者:大伴家持


  
項目 内容
原文 吾妹子之 形見乃合歓木者 花耳爾 咲而蓋 実爾不成鴨
訓読 吾妹子が 形見の合歓木は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも
仮名 わぎもこが かたみのねむのきは はなのみに さきてけだしく みにならじかも
参考
・紀女郎に大伴家持が応えた歌。  

二口解釈
・紀女郎が くれた形見の 合歓木は 花は咲けども 実にはなるまじ


・形見の木 花は咲けども 実はつかぬ