巻8−1554  秋雑歌   作者:大伴家持


  
項目 内容
原文 皇之 御笠乃山能 秋黄葉 今日之鍾礼爾 散香過奈牟
訓読 大君の 三笠の山の 黄葉は 今日の時雨に 散りか過ぎなむ
仮名 おほきみの みかさのやまの もみじばは けふのしぐれに ちりかすぎなむ
参考
 


二口解釈
・秋深み 三笠の山の 木々の葉は 時雨れを受けて 散り落ちるかも


・三笠山の紅葉は時雨を受けて散ってしまうだろうか