巻8−1635   秋相聞   作者: 尼、大伴家持


  
項目 内容
原文 左保河之 水乎塞上而 殖之田乎 苅流早飯者 独奈流倍思
訓読 佐保川の 水を塞き上げて 植ゑし田を 刈る早飯は 独りなるべし
仮名 さほがはの みずをせきあげて うゑしたを かるわさいひは ひとりなるべし
参考
・尼が上の句を作り、合わせて家持が下の句を継いで和した歌。連歌のはじまりの歌と言われている。 


二口解釈


・堰きを作って水を引き、作った早稲のご飯を一人で食べる。