巻8−1657   冬相聞   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 官爾毛 縦賜有 今夜耳 将飲酒可毛 散許須奈由来
訓読 官にも 許し給へり 今夜のみ 飲まむ酒かも 散りこすなゆめ
仮名 つかさにも ゆるしたまへり こよいのみ のまむさけかも ちりこすなゆめ
参考
巻8-1656の歌に答える歌。
当時集まって飲酒することが官により禁止されていたが、近親者が1人二人で飲酒
することは許されていた。


二口解釈


・今夜だけ飲む酒ではない、梅の花よゆめにも散ってしまうな