巻8−1662   冬相聞   作者: 大伴田村大娘の妹


  
項目 内容
原文 沫雪之 可消物乎 至今爾 流径者 妹爾相曾
訓読 沫雪の 消ぬべきものを 今までに ながらへぬるは 妹に逢はむとぞ
仮名 あわゆきの けぬべきものを いままでに ながらへぬるは いもにあはむとぞ
参考
・大伴坂上大娘の妹、坂上大娘に送る歌。 


二口解釈

・雪のように消えてしまうべきものを、これまで永らえるのは君に会いたいからだ