巻9−1699   雑歌   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 巨椋乃 入江響奈理 射目人乃 伏見何田井爾 鴈渡良之
訓読 巨椋の 入江響むなり 射目人の 伏見が田井に 雁渡るらし
仮名 おほくらの いりえとよむなり いめひとの ふしみがたゐに かりわたるらし
参考
・宇治川で作る歌
巨椋:京都府宇治市にあった池。(今は干拓された)
・伏見:京都府伏見

二口解釈


巨椋の入り江に雁の鳴き声が響く、伏見の田を雁が渡っているようだ