巻9−1704   雑歌   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 球手折 多武山霧 茂鴨 細川瀬 波驟祁留
訓読 ふさ手折り 多武の山霧 しげみかも 細川の瀬に 波の騒ける
仮名 ふさたをり たむのやまきり しげみかも ほそかはのせに なみのさわける
参考
・舎人皇子に献つる歌
・多武:奈良県桜井市にある山
・細川:奈良県高市郡明日香村にある川


二口解釈

・多武の山霧が激しいからか、細川の波音が騒がしい