巻9−1734   雑歌   作者: 小弁


  
項目 内容
原文 高嶋之 足利湖乎 滂過而 塩津菅浦 今香将滂
訓読 高嶋の 阿渡の水門を 漕ぎ過ぎて 塩津菅浦 今か漕ぐらむ
仮名 たかしまの あどのみなとを こぎすぎて しほつすがうら いまかこぐらむ
参考
高島:滋賀県高島郡
阿渡の水門:阿渡川の水門
・塩津:琵琶湖の北端の地
・菅浦:西浅井村菅浦


二口解釈



阿渡の門を漕ぎ過ぎて行った船は、塩津が浦を今は漕いでいるだろうか