巻9−1808   挽歌   作者 :高橋虫麻呂歌集

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項目 内容
原文 勝壮鹿之 真間之井乎見者 立平之 水クマシ家武 手児名之所念
訓読 勝鹿の 真間の井を見れば 立ち平し 水汲ましけむ 手児奈し思ほゆ
仮名 かつしかの ままのゐをみれば たちならし みづくましけむ てごなしおもほゆ
参考

・巻9-1807の反歌
・勝鹿の真間:千葉県市川市の一地区。真間川沿いにある
手児奈:少女の名前。(多くの求婚にあって入水したと言われている)

二口解釈

・真間の井戸を見ると井戸に立って水を汲んだ手児奈のことが偲ばれる