巻9−1811   挽歌   作者 :高橋虫麻呂歌集


  
項目 内容
原文 墓上之 木枝靡有 如聞 陳努壮士尓之 依家良信母
訓読 墓の上の 木の枝靡けり 聞きしごと 血沼壮士に し寄りにけらしも
仮名 つかのうへの このえなびけり ききしごと ちぬをとこにし よりにけらしも
参考

・二人の壮士に求婚されて、自ら命を絶ったという伝説の女性を偲んだ歌。
・巻9-1809の反歌

二口解釈

墓の上に木の枝がなびいている、聞いているように血沼壮士に思い寄せていたのかな