11月の歌

11月は秋と冬の境目、晩秋?。晩秋に合うと思う歌を
選びました。富士山は既に初冠雪を過ぎ、雪がだんだん
平野部に近づいてきます。季節の変わり目、風邪等引かないで過ごされることを願っています。

旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 我が子はぐくめ 天の鶴群

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

  泊る野原に霜降るならば、鶴よ、我が子を羽でくるんでやってくれ。


流らふる 妻吹く風の 寒き夜に 我が背の君は ひとりか寝らむ

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

絶え間なく吹く風の中で、愛しい人はさびしく1人で寝ているだろうか?

思はずに しぐれの雨は 降りたれど 天雲晴れて 月夜さやけし

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

思いもかけず時雨が降ったけれど、晴れた空に月は爽やか


真葛原 なびく秋風 吹くごとに 阿太の大野の 萩の花散る

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

蔦の原がなびくほどの秋風が吹くたびに、萩の花が散っていく



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