10月の歌

今月は、先月に続いて月と、紅葉と、秋に絡む 歌を選びました。冬になる手前の寒くなる時期、風邪等引かないで過ごされることを願っています。

吾が背子が かざしの芽子に置く露を 清やかに見よと 月は照るらし

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)


簪にした萩の花についた露を、月がこうこうと照らしている。


九月の 時雨の雨に ぬれとほり 春日の山は 色づきにけり

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)


時雨の雨にぐっしょり濡れて、山は綺麗に紅葉してきた


秋風の 寒く吹くなべ 我が屋前の 浅茅がもとに 蟋蟀なくも

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秋風が寒く吹く我が家の前で、蟋蟀がないている


秋の田の 穂田を雁がね闇けくに 夜のほどろにも 鳴き渡るかも

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)


穂が実り、田を刈る季節、雁が夜の暗闇のなかを飛んでいく



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