7月の歌

今月は、山と川の清涼感のある歌を2首を選びました。
7月の蒸し暑く、うだるような暑さの中で一服の清涼剤
になることを願っています。

大和には 鳴きてか来らむ 呼ぶ子鳥 象の中山 呼びそ 越ゆなる

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

象(キサ)の中山を越えてホトトギスが鳴いて来る。
<参考>「象」を「きさ」と読むようになったのは万葉時代からとのこと。象牙のギザギザと曲がりくねった様子を「象」の文字であらわし、「きさ」と読んでいました。
(写真、”参考”記事はホームページ読者より)
<注>写真は”象の中山”とは異なります。



吉野なる 夏実の川の 川淀に 鴨そなくなる 山影にして

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)

日陰にある静かな川淀の澄んだ空に、鴨の鳴き声が響く。



  

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