1月の歌

今月は、正月の歌、正月に詠まれた歌を掲載しました。万葉の人も年の初めはいい年であることを願ったようです。イラクへの自衛隊の派遣、北朝鮮の問題や、景気の動向など気になることが多くあります。ともあれ、嫌な事件はないように、穏やかな日々が訪れるように、健康でこの一年無事に過ごせますように・・。と願っています。

新しき 年の初めに 豊の年 しるすとならし 雪の降れるは

新しい年の初めに大雪が降ることは、今年は豊作になることを示している。と詠んで新年を祝った歌。

(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)



大宮の 内にも外にも 光るまで 降れる白雪 見れど飽かぬかも

宮殿の内にも外にも輝くまでに降った雪、こんなに降った雪はいつまで見ても飽きないものだと詠んで、大雪の降った正月を祝った歌。

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正月立ち 春の来らば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ

正月になって、春がきたなら、このようにして咲いた梅を招き入れて楽しみ尽くそう。と、梅と一緒に楽しむことを詠んだ歌

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梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり


梅の花は今が満開だ、仲間達よ、梅を手折ってカンザシにしよう。と気心知れた仲間達と梅を見た歌

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