10月の歌
斉藤茂吉と同時代に島木赤彦というアララギ派の文人がいた。赤彦は「万葉集の鑑賞およびその批評」という本の中で、万葉集の歌の命は自己の真実に徹していることだと言っている。その中でも東歌は特に真摯素朴であるとしている。今月は島木赤人がこの本の中に選んだ265首の中から東歌、かつ秋に関する歌を4首選びました。赤彦が言ってる通りに素朴な感じのする歌です。
子持山 若かへるでの もみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ
(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)
かの子ろと 寝ずやなりなむ はだすすき 宇良野の山に 月片寄るも
(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)
麻苧らを 麻笥にふすさに 績まずとも 明日着せさめや いざせ小床に
(歌をクリックすると解説文を見ることが出来ます)
稲つけば かかる我が手を 今夜もか 殿の若子が 取りて嘆かむ
(歌をックすると解説文を見ることが出来ます)
ホームページのTOPに戻る
・万葉集のページ・四季の草花のページ ・鎌倉見聞録
・管理人のページ ・リンクのページ